学術大会プログラム

今年度も下記のプログラムに基づき学習院女子大学にて学術大会を開催いたします。本年度は、学術大会の後に続けてベングリオン大学のヨナタン・メイール教授の講演会が開かれます。ご多忙とは存じますが、ぜひご出席いただけるよう、お願い申し上げます。

懇親会にもどうぞご出席ください。会費は、3000円程度の予定です。予約の都合上、ご出席いただける方は10月25日(木曜)までに学会事務局宛のハガキか、武井(ayaka.takei<アットマーク>gakushuin.ac.jp)宛のメールでお知らせくださるようお願いいたします。

2018年9月 日本ユダヤ学会

                                                     

 

第15回学術大会プログラム

         

日時 10月27日(土) 12:30~15:50

会場 学習院女子大学 7号館734教室

 

12:30~12:35 学術大会開催のあいさつ (学会理事長:市川裕)

 

12:35~13:05 李美奈(東京大学大学院)

異教徒共通法から自然法へ 17世紀ヴェネツィアにおける変化の一段階」

17世紀ヴェネツィアのラビ、シモーネ・ルッツァートは『ユダヤ人の社会的立場についての議論』において、ユダヤ教を2つの側面に分け、ユダヤ教の特殊な儀礼を自発的にユダヤ人のみに守られる法、普遍的な倫理についてはユダヤ人が積極的に異教徒と共有する法とした。ただし社会の個人を結びつける絆としては前者が優先される。本発表ではユダヤ教の伝統にある異教徒との共通の戒律と、キリスト教社会で発達した自然法の流れとから、この思想を近代初期の歴史に位置付けることを試みる(司会:牧野素子会員)

13:05-13:20  質疑応答

 

13:20~13:50 向井 直己 (京都大学特定研究員)

「レオポルト・ツンツと初期ユダヤ学の(諸)展望」

2018年は、レオポルト・ツンツの『ラビ文献について』公刊から200年を数える節目の年にあたる。これを機として、毀誉褒貶著しい初期ユダヤ学(Wissenschaft des Judentum)の取り組みについて、改めて考える機会を設けたい。ベルリンの「文化・学術協会」やツンツのユダヤ学構想に重心を置きつつも、ユダヤ文化の研究が知的産業として成立する(1840年代〜)以前の研究者たちの知的挑戦を概観しつつ、地域的・文化的多様性に配慮し、彼らが展望し得たユダヤ文化の姿、それが惹起した対立についてパノラマ的な見取り図を提示することが、本発表での目標である。(司会:大内宏一会員)

13:50-14:05 質疑応答

 

14:05~14:20 休憩

 

14:20~14:50  天野優(同志社大学大学院)

20世紀初頭イラクのユダヤ系知識人とアラビア語文芸誌」

イギリス委任統治期を経て一定の独立を果たしたイラクでは、ユダヤ系を含む多様な宗教的背景を持つ西洋式教育を受けた中流階級の知識人らが、より包括的かつ世俗的な社会の実現を目指し議論していた。本発表では、20年代から30年代にかけてユダヤ系知識人らによって正則アラビア語で書かれた文芸誌及びその編集出版において重要な役割を果たしたユダヤ人、アンワル・シャーウール(1904-1984)を取り上げ、当時イラクのユダヤコミュニティで見られた多様なアイデンティティの萌芽の一側面を提示する。(司会:鶴見太郎会員)

14:50-15:05  質疑応答

 

15:05~15:35 村井華代共立女子大学文芸学部

ハビマ、ブーバー、『ユダヤ的ドラマ』

2018年は、現在イスラエル国立劇場となっている劇団「ハビマ」創立100年に当たる。モスクワで旗揚げの後、1926年に世界ツアーに出発したころ、ハビマのレパートリーは『ディブック』などユダヤ世界を描いた数篇しかなかった。彼らが非ユダヤ劇を上演するようになったのはツアー中の1930年、シェイクスピア『十二夜』においてだったが、これには新生ヘブライ語劇場が選ぶべき道についてのマルティン・ブーバーのヴィジョンが深く関係している。

本発表では、ブーバーがパレスチナの新たな「ユダヤ的ドラマ」をいかに想定したか、近年テルアビブ大学演劇アーカイブで発見された資料を基に考察する。(司会:母袋夏生)

15:35-15:50 質疑応答

 

 

 

 

 

ヨナタン・メイール氏講演会(対談形式)

ヘブライ語通訳及びディスカッサント:山本伸一氏

   (講演は両先生の対談形式で、ヘブライ語と日本語で行われます)

 

日時:2018年10月27日 16:15~18:00

会場:学習院女子大学 7号館734教室

 

講演題目:The Significance of the Sabbatian Movement: G. Scholem’s Unpublished Lecture

 

講演概要:History of the Sabbatian Movement was the first attempt by one of the giants of scholarship on Jewish mysticism, Gershom Scholem (1897-1982), to present a comprehensive picture of Sabbatianism as a single narrative. The book, edited by Schinichi Yamamoto and Jonatan Meir,  is based on the series of lectures given at the Hebrew University during 1939-1940, which are of special importance in that they laid the foundation for all of Scholem’s research in the years to come, including his extensive monograph Sabbatai Sevi: the mystical Messiah, 1626-1676, first published in 1957. What follows is a sketch of the massive History of the Sabbatian Movement, over which Gershom Scholem toiled his whole life. The lectures are presented here for the first time based on the original manuscript.
We will talk about the importance of Scholem’s Lectures and about the state of research this days.
17:45~18:00 自由討論

 

 

 

ヨナタン・メイール

ヨナタン・メイール Jonatan Meir。ベングリオン大学(ネゲブ)教授。近代ユダヤ思想を専門とし、東欧ユダヤ史、ユダヤ神秘主義、ユダヤ啓蒙主義、現代カバラーなど幅広い研究を行う。最近の著書に、『想像のハシディズム:ヨセフ・パールによる反ハシディズム文学』(2013)、『文学におけるハシディズム:ミハエル・レヴィ・ロドキンソンの生涯と作品』(2016)、『エルサレムのカバリスト団体:1896-1948』(2016)などがある。

 

 

18:30~20:30 懇親会 「華屋与兵衛 高田馬場店」(TEL)03-3208-8782

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